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シンポジウム「先史文化進化の展望:考古学から行動実験まで」(2017.08.07-08)終了
日時:2017.08.07-08
会場:AP品川 https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-shinagawa/shn-base/
趣旨:現代的な文化進化研究は1970年代に始まり、様々な分野を巻き込みながら領域を広げてきた。
文化に関するかつての進化理論が、一定の経路に沿った社会の「変態」の過程を思い描いたのに対して、現代的な理論が想定するのは、集団内の文化的多様性が革新と個体間の伝達を通じて時間とともに変化する過程である。
先史社会における文化進化を復元する試みは、本質として学際的である。なかでも考古学は、文化進化の記録を最も直接的に扱う分野であるが、昨今それらの記録が、進化生物学の手法を用いて分析されている。
さらに新しい展開として、人々が持つ学習のバイアスに関する行動実験が注目されている。個体レベルの学習バイアスは、集団レベルの文化現象の根本的な動因である。本シンポジウムでは、文化進化研究の学際的な性質を強調し、関連分野の最新の知見を提供する。
Invited speakers:
Alex Mesoudi (University of Exeter)
Thoms E. Currie (University of Exeter)
Enrico R. Crema (University of Cambridge)
竹澤正哲(北海道大学)
松本直子(岡山大学)