カザフスタン南部、カラタウ山地の旧石器遺跡調査
A01 考古人類
調査期間:2017年~
代表者 :国武貞克
調査主体:独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所、カザフスタン共和国国立博物館
調査地域:カザフスタン南部、カラタウ山地(南カザフスタン州、タラス州)
概要:
カザフスタン南部のカラタウ山地において、新規の後期旧石器時代遺跡の発見を目的とする野外調査。 カザフスタン共和国国立博物館と共同で行っている。
2017年の一般調査と試掘調査では、前期旧石器時代から中石器時代までの合計21遺跡を発見し、そのうち後期旧石器時代遺跡は12遺跡であった。
なかでも後期旧石器時代の石刃製作遺跡とみられるクズルアウト遺跡群、 そしてカザフスタンでは希少な石器包含層が層位的に良好に堆積するビリョック・バスタウ・ブラック1遺跡の発見の3点が特筆すべ き成果である。