パレオアジア文化史学

文部科学省 科学研究費補助金
新学術領域研究(研究領域提案型)
平成28年度~32年度

B01: 人類集団の拡散と定着にともなう文化・行動変化の文化人類学的モデル構築

研究組織

研究代表者
  • 野林 厚志(国立民族学博物館 学術資源研究開発センター・教授;文化人類学・生態資源獲得の技術と技巧)
研究分担者
  • 池谷 和信(国立民族学博物館 人類文明誌研究部・教授;生態人類学・狩猟採集民と隣人との相互関係)
  • 上羽 陽子(国立民族学博物館 人類文明誌研究部・准教授;民族藝術学・道具製作の民族誌的分析)
  • 藤本 透子(国立民族学博物館 人類文明誌研究部・准教授;文化人類学・移動民の定着化に伴う社会変容)
  • 山中 由里子(国立民族学博物館 人類文明誌研究部・准教授;文化表象学・生態環境と想像的行為の相関関係)
連携研究者
  • 卯田 宗平(国立民族学博物館 人類文明誌研究部・准教授;環境民俗学・集団接触と生業技術の変容)
  • 大西 秀之(同志社女子大学 現代社会学部・教授;生態人類学・歴史生態学・技術発展の民族誌分析)
  • 金谷 美和(国立民族学博物館・外来研究員;文化人類学・道具製作の民族誌的分析)
  • 菊田 悠(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・助教;文化人類学・近現代ウズベキスタンの陶業に見る文化変化の条件)
  • 中谷 文美(岡山大学 副学長、グローバル・ディスカバリー・プログラム設置準備室長、大学院社会文化科学研究科・教授;文化人類学・道具製作の民族誌的分析)
  • 丸川 雄三(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部・准教授;情報人類学・民族誌データの解析)
  • 吉田 世津子(四国学院大学 社会学部・教授;文化人類学・クルグズ人の定住化と墓の形態変化)
研究協力者
  • 岸上 伸啓(国立民族学博物館 学術資源研究開発センター・教授;文化人類学・北アメリカ極北環境に於ける生業技術と宗教的思考の展開)
  • 戸田美佳子(国立民族学博物館 学術資源研究開発センター・機関研究員;生態人類学・身体特徴と資源利用の関係)
  • 彭 宇潔(国立民族学博物館 学術資源研究開発センター・プロジェクト研究員;文化人類学・狩猟採集民研究)
招待研究者
  • 山田 仁史(東北大学 文学研究科・准教授;オーストロネシア研究・人類集団動態モデルの構築)

全体研究計画(2016-2020)

研究目的

本研究は人類集団の接触によってものが変化し、さらにその変化によって人間の行動や社会が変化する原理を解明することを目的とする。具体的には、生業活動、生産活動、象徴化、社会関係に焦点をあて、物質の変化から社会の変化を読み解くための方法論的モデルの確立を目指す。そのため、アジア諸地域において、意識的、無意識的に関わらず、具体的な事物を通した研究アプローチが可能である対象を共有する地域・民族集団を分析の基本的な対象とし、製作、使用、流通、継承の過程でものが変化する過程をフィールド調査、国立民族学博物館や国内外の博物館等に収蔵されてきた歴史資料の熟覧調査、史料調査を通して明らかにする。

研究方法

ものの形態や形状、道具等も含めた製作手法、材質、使用の脈絡(いつ、どこで、誰が、何故、どのように)、ものが集団内で有する価値、象徴性、表象、代替、欠失等における変化の具体像を基本データとして収集し、記述的に分析する。分析の視点は、(1)集団内での自律的、偶発的変化、(2)外部「集団」との接触による変化におき、ものの属性が変化する動態とその要因、さらに変化が個人の行動や集団の価値観を変化させる原理、すなわち、ものと人間社会との変化の往還を探究する。考古学における主要な課題である、1)生業活動、2)生産活動、3)象徴化、4)社会関係に焦点をあて、物質の変化から社会の変化を読み解くための方法論的モデルの構築を目指す。


» 研究業績